ゆけむり医療ネット(事業)

医療情報のICT化を積極的に推進する

処方箋の電子化に向けた検討のための実証事業」に参加しています。
 平成24年~25年度においては、厚労省の「処方箋の電子化に向けた検討のための実証事業」に参加し、処方箋情報を電子化して保存する際に医師と薬剤師による電子認証と署名に保健医療福祉分野公開鍵基盤(HPKI)を用いて真正性を担保し、紙で保存することとなっている処方箋を電子化した場合にどのようになるかを実証しています。
 医師は「処方箋を印刷して印鑑を押す」行為に対してHPKIカードを利用し、医師の資格確認のために認証が必要となる。処方箋情報を保存する際には電子署名をして、電子化した処方箋情報を送信する事となりますが、保険医療養担当規則で保険薬局には直接、処方箋情報を送信できないため、一旦、ASPサーバへ送信して保存し、患者には紙に変わるICカードを持たせて、薬局で提示することになります。薬剤師はHPKIカードを利用し、薬剤師の資格確認のために認証し、処方箋情報を患者から提示されたICカードをトリガーにしてASPサーバより、処方箋情報を受け取り調剤を行います。薬剤師は実際に調剤した「調剤実施情報」を電子化してASPサーバへ送る際に、HPKIカードを利用し電子署名を行い送信することにより、地域で調剤実施された薬の情報が蓄積されることになります。この蓄積された薬情報を医療連携システムで共有することにより、救急や災害時に利用でき、参加した地域住民はICカードにより薬情報を電子おくすり手帳として利用できることが期待されます。
 また、平成26年度においては総務省の「公的個人認証サービス民間活用実証事業」に参加し、医療機関窓口で現在加入している健康保険の資格情報が即時確認出来る仕組みと前回に引き続き処方箋の電子化についても検証した。オンラインでの保険証の資格確認のメリット、医療機関が備える機器、保険資格データの医事システムへの活用など、将来の実現に向けて検討課題を抽出しました。
 近い将来は、この「ゆけむり医療ネット」を介して医療情報を診療所側からも発信し、診療所で処方された薬の情報や検査データなども地域医療連携システムへ提供できるようにするため、その地域で個人を識別するIDや医療情報データを適切に管理することが必要とされます。 国民一人一人に発行される公的個人認証が可能なICカードと医師・薬剤師認証のHPKIカードを利用してお互いがカードをかざすだけで同意が取れる同意の電子化や、乳幼児から老人までの健康管理電子手帳(母子手帳、お薬手帳、健康手帳等)を実現して、災害時にもインフラ(電気)が復旧した際に、そのカードを持っていれば処方された薬の情報や検査データなどの医療情報が分かる仕組みを構築していきたいと考えています。
 今後は別府市医師会の「ゆけむり医療ネット」がその役目を担うことが期待され、引き続き事業を継続し、処方せんの電子化実証事業のみに関わらず、地域医療連携のあらゆる課題をこの「ゆけむり医療ネット」で検証し、地域医療連携のモデルケースとして提供できるように努力し、地域医療に貢献したいと考えています。

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